共同購入とは
ご紹介のトランシーバーキットは上海のCRkits(RongXinhua氏)やQYT,Venus Tech、Magic Rabitなど
アマチュア無線家向けに良品を販売しているベンダーとの提携品です。
共同購入の差額を活用しサポート、オマケをつけてお届けします。オプションも用意しました。
アマチュアからアマチュアへ、とても完成度の高いガレージキットや完成品です。
アマチュア無線本来のスタイル、技術オリエンテッドな自作ハムはクールです。
手作り電波を世界に飛ばし、既成品では得られない達成感・爽快感を楽しみましょう。
情報共有はネットで、共同購入のメリットで色々揃えてお届けします。
ご覧になるマニュアルやWebサイトはこれまでキットを製作し、使い込んだ各局が作り上げた
ノウハウとフィードバックの結集になっています。楽しんでください。
キットについてはで完成できなかった人はほとんどいません。
いまやサイトの情報はキットと同じくらい価値のある物になりました。
共同購入はアマチュア無線のトランシーバ自作、エレクトロニクス工作、機器利活用の裾野を広げるアクティビティです。
営利の事業ではありません。頒布に参加される場合には主旨をご理解の上参加お願いします。
●共同購入プロジェクトの経緯
KN-Q7Aマニュアル翻訳を契機に、Rongさんと国境を越えて連携し、
日本側のパートナーとして共同購入を行っています。
その後中国側の多数のベンダーとの交流が増えており、バラエティが豊かになってまいりました。
中国のベンダーさん、日本の参加者双方で、配送・価格・サポートにメリットが出ます。
また、”買った無線機”に飽きてきて、今度は”無線機を作ってみたい!”という方、
とにかく電子工作が大好きで高周波をやってみたいといった方々や、
すこし目新しい無線機を使ってみたいといった方々に
良い無線機やアンテナ、アクセサリーでエントリーポイントを提供し、アマチュア無線のすそ野を広げたいです。
各局が作って使って楽しさをさらに伝え、自作機で工夫開局するという若人まで現れれば、
共同購入プロジェクトは成功と言えるでしょう。
●キット or 自作機?
キットははたして自作機なのでしょうか?、自作機ではないのでしょうか?
マニュアルが不十分であったり、回路がブラックボックスであったり、
頭を使わぬハンダ付け労働のみならば自作機とは言えないのかもしれません。
例えばKN-Q7Aではステップバイステップで、自然に回路を理解して進みます。
製作者は完成〜調整するに至り、無線機各部を手に取るように理解しているはずです。
人間は間違えますので、すんなり進まないこともありますが、ステップバイステップなら
他力本願にはならず各自で立ち返っての修復が可能です。
自力で作れば先々無線機がトラブっても、修理すべきところが分かります。
そして改造へのステップアップです。1万円でずっと楽しめる宝物になるでしょう。
KN-Q7Aはかつてのロシア標準機
UW3DI のように 「自作無線機」と堂々と自信を持って言えるものです。
今でも”CW,SSBトランシーバを部品から作った”と言えるハムは多くありません。
目の前の”電子回路”が遥か彼方の相手に気持ちを伝える”無線機”に生まれ変わる瞬間があります。
この感動を一人でも多くの方に体験していただきたいと思います。
ET phone home!
●オプション
キットは購入した後、実用される方が少ないとFUJIYAMAプロジェクトの時に分かりました。
とりあえず買って安心、寝かせておく、という方が意外に多いようです(Hi)。
完成する方は半数くらい。使い倒した方はさらにその半数くらい。
頒布では”自作無線機の電波で7MHzをいっぱいにする”という狙い(野望)
もございます。できるだけ円滑に製作を進められるようにオプションを揃えました。
各局のパーツケースにありそうなものですが、最近は各地で入手難の物もあります。
持っていない方は活用してください。
無線機のオプションを選ぶのって楽しいですよね。売り切れの際はご容赦ください。
袋詰めのテクニックは秋月電子流です(昔バイトしてたのです)。
●国内外で入手可能なSSBキットの状況
(その後激減しています)
日本でケース付キットとして残っているフォーンのトランシーバは
何とTRX-501(AITEC AM機)
だけになってしまいました。50MHzAMも好きですが、相手が限られます。
→ほぼ絶滅状態です。
米国製のElecraft K2は魅力的でHFオールバンドでSSBを出せます。
国内ではEDC社による万全のサポートが有り、日本語マニュアルと共に完成度の高いキットです。
この二択しかない状況は、あまりに寂しいところです。
→廃業されました
自分でで作った 10W SSB機でのQSOは絶対に感動します!!
CSーxxV(KN-Q7A)はシンプルかつ最低限の実用性が確保されています。
この無線機を完成できればK2にも容易にステップアップできるでしょう。
当方は今までNorcalのEpiphyte(3.5MHz)、Cascade(3.5/14MHz)、BITX-20A(14MHz)、
FUJIYAMA(18MHz)など色々なSSBキット作りました。
海外にはケース付きキットは幾つか残っています。
完全にディスクリート部品で組みたいなら、HendricsのBITX-20Aが選択肢になります。
14MHzなのでDX通信も可能です。調整はKN-Q7Aより難しいです。
3.5MHzならイギリスからMKARS-80が入手可能です。
欧米系のキットは回路にこだわりが有り、それぞれが飾れる芸術作品のようです。
uSDXなどのSDR機は最近出てきています。初心者にはブラックボックスが多いという課題があります。
CS-xxV(KN-Q7A)の特徴は何しろ中国大陸の大らかさ、そして10Wものハイパワー。
●過去に頒布したもの
QRP技術研究会で頒布したFUJIYAMAは一大プロジェクトでした。
最近ではQRPクラブのトータルパワーコンテスト用のAYU-2 (2m AM)
共同購入は掲示板を通じて頒布したPIC系キーヤ旬であったTiCKキーヤ、
ジャクソンハーバーのPKシリーズ、IRF-510、いろいろ共同購入〜頒布しました。
楽しい思い出です。参加各局に感謝します。
●想い出…
何故これほどCWやPhoneのキットに憧れるのでしょうか。
小学生のころ「ラジオの製作」の広告、キャッチコピーに誘われて買ったキットが有りました。
全国の人と交信できることを夢見てお年玉をつぎ込むも
上手く動作せず、全くNGだった光波無線のエコーM3!
この無線機で受けた強い挫折感かもしれません。
当時のエコーM3と
CS-xxV(KN-Q7A)で価格がほぼ同じというのも驚きです。
時は過ぎ四半世紀、遥かに高性能なKN-Q7Aは全国の仲間と交信する
夢をかなえてくれました。
【end】
de JL1KRA