K20-AF ストレート電鍵 完成品 


What's New

K20DXパドル大好評につきストレートキーも頒布します。
パドルよりもっといいかも!?


使える、遊べる、ソリッドで楽しいミニ電鍵です。
  手放せなくなるミニキーを使いこなしてください。
  


オペレーター自身の作りだす温かみのある符号、送信機の調整からリグの自作にまで
打てても打てなくても立て振れ電鍵はあらゆるシーンで使う無線家のアイテムです。
K20-DXパドルと一緒に使えるカウンターパート、K20-AFストレート電鍵を頒布します。
ライトタッチスプリング交換を定番に、全品検品済みのJA頒布用オリジナル品です。





【特徴】

・ツマミの上面形状凹に指がかりがよく、打てる!小さいのにこれは打てる!

・下側のカーブ形状は3本の指でグリップでき、ひじから使う日本式でも打ちやすい。
・スプリングがコンプレッション(圧縮)式で交換容易、レスポンスがリニア
・ネオジムで下側に重心があり置いたときにバランスが良い
・このためどのような場所に置いた場合にも、”机上で使える、遊べる”

・手荒にポケットに放り込んでも、キーホルダーにもなりそうな堅牢さ、エッジの取れたブロックフォルム
・手遊び、仕事しながらもはや”なぐさみもの”としてついつい探してしまうレベルw
  

(以下はK20DXと共通)

・調整が簡単、機構上デリケートな部分がないので自ら直せる
・そのまま多くのリグに使えるマグネット固定式
・調整ヘキサレンチがマグネットにつくため紛失しない
・小型ケースに一式収納されるので輸送時に紛失したり壊れる可能性なし
・高級3Dプリンタによる質感向上、多くのリグにマッチするシックな艶消しマットブラック
 (樹脂にはわずかな透明性があり透かしてみるときれいです。)
最新版は金型で作っています

【設置と固定方法】
軽量電鍵の重要なところは固定方法です。
FT-817、857など筐体が鉄であれネオジムマグネットでそのままポン付けです。
マグネットの下にはフェルト(またはラバー)が貼ってありリグに傷をつけません
非鉄の部分への固定のために、薄板金属板が同封されています。
片面は接着剤になっていますので、テープを剥がして貼りつければ、パドルは磁石固定できます。

【オプション】

オプションとして、ライトタッチ、ウルトラライトタッチ、2種類の交換用スプリングを用意しました。スプリング交換で理想の電鍵に近づけてください。



QRP機の多くは3.5oプラグが2極か3極かでストレートキーを識別します。

シンコー電機の在庫NOSケーブルを用意しました。150円購入価格そのままです。

樹脂のケーブルタイもついていてとてもFB。シンコー電機さんの応援お願いします。




【調整方法】
(1)アーム軸ならし
到着時回転軸は摩擦固めの個体が多いです。
ヘキサレンチで片側づつ回転軸のセットスクリューを抜いてタップ切削時に残ったパウダーを飛ばしてください
そのあと何回かグリグリと回していると摩擦は減ってきます。
スプリングなしでスムースに回るくらいのところで止めます。
ヘキサレンチはパドルの横に沿わせておくと磁石でくっついて紛失防止です

 


(2)スプリング交換
K20-AFストレートキーではライトタッチ、ウルトラライトタッチの二種類の
スプリングを用意しています。中国製電鍵の欠点はスプリングです。
反動式で打つ方の多いJAではJ-38のように手首固定で打つ場合より
よりきめ細かなスプリング調整がいるようです。
置換するスプリングを2種類再選定しました。好みのほうを使ってください。
スプリングはアジャストネジを抜いてキーのアームの下にある凹みにセットします。
ちょっとでも手が滑ると飛んで行ってしまうので、注意して作業して下さい。

 

スプリング交換時の底部アレンスクリューにはお手持ちの2oの六角レンチをお使いください。



K20DXパドル・K20AF電鍵をCQ誌のコーナー・電信特集でご紹介頂きました

 




■本体・付属品


・キー本体、マグネット付き
・マグネット固定用メタルプレート(両面テープ、アルミ筐体などに張り付ける)
・調整用セットスクリュー用レンチ(シルバー) 1.3o
・収納ケース、
・3.5oミニプラグ
・調整用スプリング(オプション)

 



”AF”=ミッドウェー

必要最小限の電力による通信というQRP、それはアマチュアだけではなく
理論をもって空母赤城から行われた、”微勢力通信”にも実践された通信方法です。
米国の諜報傍受を避けるべく、最小限の電力で南洋の空母赤城から連合艦隊GFまで”微勢力”打電は
行われました。戦後の調査でこの通信は米国に傍受されず成功していたことが確かめられています。
戦後75年、歴史の中で命を懸けて通信を行った敵味方の兵士に敬意を表し、

頒布者は軍事マニアではありませんが、頒布立て振れ電鍵のサフィックスはミッドウェー略号”AF”になりました。
電鍵は単なる電気接点、しかし大切な電文とオペレーターの込めた気持ちを送り出す道具には、
その一つ一つに知る由もないストーリーが存在します。そしてそれがゆえ無線家ならば電鍵を特に大切に扱います。
平和な時代に感謝するとともに、K20AFには貴局の楽しいQSOメッセージをたくさん載せてください。


 

空母赤城とミッドウェー島





【満州通信機電鍵との比較】

今回はなんと戦前または戦時中に製造されたと思われる、満州通信機の小型電鍵と比較です。
なぜかといいますとこの電鍵がK20AFミニ電鍵頒布のきっかけとなりました。
正直なところ頒布者自身今まで小型のストレートキーというのはあまり期待できない、
KY-3AやGHD、HIMOUNDのような重厚な電鍵でしか良いフィールは得られない
という考えでした。出来る限りリジッドなアームに太い引きバネでテンションをかけた上等な品物です。
一方American Morseで購入した磁石反動式のミニキーはとてもQSOで使えませんでした。
各部がふにゃふにゃのベビー電鍵もお値段しかりの品物で常用はちょっと、となるわけです。


ところが、満州通信機製の電鍵を叩いて、小型でもこれほど素直なタッチの品物があったのかと驚きました。上面凹型の握りやすいツマミ、細い押しスプリング。鉄でも、木でも、石でもないベーク樹脂ベースとの組み合わせ。K20-AFストレートキーは、ハーフサイズながらこの満州通信機の電鍵に共通したコンセプトがあります。75年を経てもし大陸に設計コンセプトが残っていたとしたら驚きです。
K20-AFはスプリング交換で実際に好みに合った超小型実用ストレート電鍵に仕上げることができました。


太平洋戦争当時の通信兵たちはどのような気持ちでストレート電鍵を叩いていたのでしょうか。

十七歳の硫黄島の著者秋草鶴次さんがご存命の時、横浜での講演会に参加してお聞きしました。
秋草さん曰く一生懸命で無線機のことはあまり覚えていないが、うみゆかばなどの歌で皆と国全体のムードが勇ましい感じに変わってしまったと思う、とのことでした。
招いた結果は語るのもつらい。戦争はしてはいけない、と後悔の念を語られていました。
大切なのは勇ましい気持ちより謙虚な気持ち、平和希求のために引継ぎたいと思います。


【入手方法】
共同購入
mx6s(@小文字にして)yahoo.co.jpまでお知らせください。自作無線機の普及が目的ですので営利事業ではありません。

Subject :K20‐AF電鍵共同購入希望(コールサイン)

■あてさき
 ・お名前:
 ・コールサイン:
 ・郵便番号:
 ・住所:
 ・電話番号:

価格:
・K20AFストレート電鍵  ケース入り 2850円
・ライトタッチ・ウルトラライト、スプリングセット 200円
・2極プラグまとめベルト付き付き3.5oプラグケーブル  150
・スペアケース、ケーブル、工具、固定板一式 500円) 限定
送料350円 レターパック)


・パドルと一緒の大人買いセット
K20AFキー+K20DXパドル+全スプリング、フルコンビネーション 
6200円⇒割引 5850円+送料350円 レターパック

■振込  
 ・口座(PayPay銀行、郵貯:いずれか選択)
 ・振り込み予定日( 月 日)

をメールでお送りください。振込先をご連絡します。
頒布作業はボランティアです。Amazon・ネットショップなどのような営利事業ではありません
メール返信は週末、数日後になることがあります。ご理解ください。
返信がない時はプロバイダが迷惑メールに分類しているときがありますので再送してください。

その他共同購入の流れはKN-Q7A(KN-Q7A自体は販売終了)に準じます。
クラブの製作会などでご準備の際はお知らせください。

de JL1KRA