・キット、完成品ともに完売しました(2016,9・3)
中国発の7/14/3.5MHz SSBトランシーバキットKN-Q7Aをご紹介いたします。
SSBの無線機ではおそらく世界一簡単、一番安く作れます。
そして自作無線機で遠くと交信すると本当に楽しいです。
全国の仲間と7MHz・3.5MHz、世界の仲間と14MHz、自作無線機でコンタクトしてみませんか?
世界中から無線機好きな人がYahoo Groupの CHINA_QRPに集まり、 製作と改良が進行しています(英語)。
こちらは当方が日本語化したものを中心にした置き場です。
ご質問等あれば QRP_Plaza BBS にて日本国内で皆さん作っている方が集まって情報交換しています。
丁寧に聞いてみてくださいまし。
【入手方法】
★簡単な紹介と購入方法(カタログ)
(1)直接購入:Paypalが使えれば中国へ送金できます。英語で注文します。
(2)共同購入:国内で安く買いたいという方がいらっしゃいましたら
mx6s(@小文字にして)yahoo.co.jpまでお知らせください。実費で頒布します。
これは自作無線機の普及が目的ですので営利事業ではありません。
■価格:本体+マイク 14,800円 (為替変動で変更あり、国内送料別)
共同購入の詳細はこちらをクリックしてください
【製作の方法】
★キットを買ったときに入ってくる1ページクイックガイド
(基板2.2用、2013年5月中旬以降)7MHz,14MHz共用
まず製作全体のながれを把握してください。
(1)(2.2基板用)完全版マニュアル(日本語)7MHz,14MHz共用 Rev.C
(Rev.Dマニュアルは翻訳中です。Rev.Cでも内容は同じです。)
(2.2基板用)補足マニュアル
(2.2基板用)3.5MHz製作補足マニュアル
マニュアル類は常にこの場所が最新です。
★(2) 部品表(日本語)3.5/7/14MHz用
★(3)穴開けテンプレート
上記(1)〜(3)が製作に不可欠な3点セットです。よくお読みになってください。
電流レンジで4A以上測れるテスター(注)、ゼネカバ受信機(BCLラジオ)が有れば作れます。
6石ラジオを作ったことがあれば、ステップバイステップのマニュアルで受信部までは100%作れるでしょう。
送信部はラジオよりは難しくなりますが、慎重に進めれば何とかなるでしょう。
(注)分流抵抗を同封しますので、電流レンジの少ない廉価なテスターでも対応可能。
製作時アドバイス(マニュアル外)
送信部製作アドバイス(JA1VRL松浦OMご提案)
共同購入アフターサポート
【Youtube画像】
●受信部 Step7までの完成
●最終調整 Final Alignmentパスバンド
●QSOの様子、自分で作って全国と交信!(short)
●QSOの様子、QRMMの7MHzですがサイドが切れています。(long)
振れているQRP WATTMETERはフルスケール10Wです。
T/R切り替え時、 (`・ω・´) シャキン!と気持ちよいリレー音はKN-Q7Aの特徴です。
●スピーカマイクを使っている様子とても明瞭でクリアな音です。
【測定データなど】
FFTパスバンド(改善進行中)
VXOリニアリティ(可変範囲も結構広いです、QRHとトレードオフ)
提供されるバージョン
7.050〜7.070 MHz(JA向け、SuperVXO), 7.080〜7.100 MHz(JA向け、可変範囲広い),
7.145〜7.165 MHz, 7.200〜7.220 MHz, 7.280〜7.300 MHz(欧州、米国向け、IF周波数が異なります)
●14MHz版製作メモ
14MHz版の製作に関する情報です。
・VXOの可変範囲は大きく出来ますが、同調がクリティカルでQRHも出ます。
・IFが4MHzになります、帯域が狭くなりますのでDX向きです。
・BFOクリスタルはBFO製作途中に8個の中から一番低い周波数を選ぶとよいです。
す。
・DIY7-14コアを回すのに適当なコア回しが必要です。無い時は割り箸を削ります。
・フロントエンドの複同調とIFTに用いられているDIY7-14コアの同調点は
コアを入れ切ったあたりになります。
・総合ゲインは7MHz版より低めです。 7MHzに比べIF Gainのノブは7-8割のところで使います。
・JA6UYE諸石さんによる14MHz版の測定結果です。
スペアナMS2830A(校正H25.8まで有効)RFアッテネータ40dBを接続。
オシレータLM311Nの出力1.5kHzを平衡・不平衡変換トランス
を通じてマイク端子に入れ飽和出力測定(38.69dBm約7.4W)
オシレータを絞り飽和出力の80%(37.7dBm)にセットして帯域外領域、
スプリアス領域を測定しました。
(登録点検事業者等規則にある測定法に準拠しました)
帯域外領域(fc±10kHz)発射 最大-58.3dB(少数以下2桁dBは無視)
スプリアス領域(帯域外周波数を除く9kHz〜1GHz)最大-53.5dBで何とか法をクリアしています。
キャリア漏れは-64.8dBで調整できない物にしては優秀?
ただ、+1.5kHzがもっとも大きく変調波のひずみ成分?みたいです。
FT-817を測ったらこれは見あたらなかったのでどこかの段で歪んでいるので しょうが、まだ判りません。
14MHz版、7MHz版を並べてみました。
【ご参考】
●絶対にダメ!
調整時についついやりがちなんですが…
・放熱板を付けない状態で送信しないこと
・ヒューズ無しでDC電源に接続しないこと
・パワーが出ないとき、MOS-FETアイドリング電流をテスタで監視しないまま、
むやみに増加しないこと
●バージョンアップ情報(画像はクリックで拡大)
・最新Ver2.2基板とV2.1a基板を比較してみました。 New
・BNCコネクタ、RF-ATTの基板上VR廃止、マイク用端子の5pin化、SP-MIC対応です。
・
旧Ver2.1基板とV2.1a基板の比較です。
●改修情報(画像はクリックで拡大)
・VXOリニアリティ向上(V2.1a基板では抵抗の取り付け位置あり)
・IFパスバンドリップル改善(V2.1a基板では抵抗の取り付け位置あり)
・マイクライン8V+⇒8VT+変更
・マイクレベルに高いレベル(1.5V-pp)を必要とする。
・ノミナル8W、フルパワー10W化の時はマイクアンプで若干追加。
ICOMなどのコンデンサーマイクではマイクアンプの追加要です。
・ファイナルの調整に不可欠なIdss測定用ヒューズ入りケーブル。調整後はモービル用にも使えます。シガープラグはLED付き。
・サムスクリューをオプションで追加しました。
ケースが放熱版のため製作時に付け外しが多くなります。
サムスクリューがあると大変便利です。
改造で内部に電池などを入れた方にも必需品になるでしょう。
●保証認定
●完成後はKN-Q7Aによる2WAY交信
次の案は各局の呼び出しにJA2CW浦沢さんのご提案で実現したスマートな方法です。
容易に見つけることが出来交信(JA2CW⇔JL1KRA、RS55-57QRM)に成功しました。
時刻 0630-0700(QRMの少ない早起き、主に土日休日)
周波数 7080-7090KHzあたり
7085KHz中心に QRM+−で広め
(呼出方法)
KN-Q7AからのCQ はコールサインの後に「10w」を加えます。
「CQ CQ CQこちらはJA2CW 10wです。受信します。どうぞ」とコールします。
早起きQSOスケジュール以外の時間や周波数でも他局との区別がつきましょう。
●各局の活用例
頒布で完成した方続々です。メール抜粋します。
・作成、配布いただいている日本語マニュアルが非常にわかりやすく、
ほぼノートラブルといっていいくらいで順調に完成することが出来ました。
・AJDが完成しました。また、昨夜は初オーバーシー??!! HLが交信出来ました。
・すでに数局とKN-Q7でQSOしました。KN-Q7同士でQSOした いと思います。聞こえておりましたらよろしくです。
・本日、ローカル局と、近所の公園で「花見」をやりました。 上海娘も一緒でした。
受信だけと思っていましたが、立ち木に引っ掛けたLWでFBに交信が出来ました。
皆さん「いいねー」、「私もほしい」になりました。
・帯域外スプリアスはfcから1.5kHz離れて-66dBとFBでスプリアス領域も
-50dBはいくようです。明日変更申請を提出します。ぜひ2wayQSOをしたいと思っています。
・先日やっと組み立て、調整が完了してどうにか電波が出せる状態になりました
ローカルとの交信では問題が無いようでした。
・最後のパワーの調整時に、マイクに向かって話してもパワーが出ないのでちょっと焦りました。
これではきっとどこかに問題があるのかと途方に暮れている中、
口をマイクの中心部から上部へ動かしたら大きくパワーが出るようになりました。
こんなに感度が違うのかとちょっとびっくりです。
・開局当時の感激がよみがえりました。AGCがないのでMGCの腕が上がりそうです。
新スプリアス規定をクリアしています。
・IRF604が静電気に犯されて見つけるのに一苦労しました。予備に取り換えOK。
1stQSOは一応DXに入るHL局でした。リポート57、それに音質も綺麗とヨイショもあって笑顔。
POWERも10W付近まで針はビュンビュン大満足です。
・受信時電流異常の件、解決しましたのでご報告いたします。
大きな電流が来た時にTDA2822の内部で発振してたみたいです。
けっこうな時間ががかってしまいましたが、とても勉強になりました
・お酒のみながら夜な夜な製作いたしました(^ ^) 無事、完成しました。
すばらしいキットだと思います。難をいえば、抵抗が、読めなかったので、
テスターが活躍したことくらいでしょうか。パワーも10w以上でました。
・7MHzがよく聞こえます。口笛で10W出ました。
・最近はちょっとした小物の製作ばかりで、無線機を1から作るほど気合いが
入りませんので、ひさびさに作り上げた達成感と充実感を感じることが出来ました。
・本業QRLのため、組み立てに時間がかかってしまいましたが、ようやく完成しました。
内部雑音も小さく、感度もよいので、驚きました。
楽しいキットをありがとうございました。
・ベランダのワイアーアンテナ+KX-S9モドキを繋いで受信しています。
X'talフィルターのパスバンド(BFO周波数設定)がまだ未ですが、
十分な受信状態だと思います。自作の機械はいいですね。
・本当は、キットをと思ったのですが最近、眼鏡をかけても虫眼鏡が
必要な状態で手作りは断念しました。早速、電源をつないで送受信
小さな体で結構楽しそうです。
・大変楽しいキットをありがとうございました。
何か作りたいとうろうろ集めているうちに、こうなっています。(測定データを頂きました)
KN-Q7Aは格好の教材だったのかもしれません。
測定器類はジュンク扱いの校正無しなのでそのところはご承知おき下さい。
RF出力の出るものを作っていなかったので、今回パワーの測定が面倒でした。
パワー計&SWRメータをでっち上げないと・・・。
・GWの休暇を利用して組み立てました。
受信できることは確認済み、まだ交信には至っていませんが、一応、送信もできている ようです。
この後、送信機の追加申請をして、交信にチャレンジしてみます。
老眼のせいか、急に細かい物が見えなくなってきましたが、何とか完成できたと思っています。
適切なマニュアルのおかげで、あまり悩まずに十分に楽しみながら最後まで辿り着くことができました
・約一ヶ月かけ、土日に時間を見つけて、マニュアル順に楽しく作れました
受信はサイドのきれも良く、おどろきです。次は、これでON AIRしたいと思います
・早速組み立てに掛かりました。 孫は忙しがってこないので待ちきれず
自分でやり始めました。組み立てながら、これは孫にやらせても技能的に
ちょっと厳しいなと思って一気にやってしまいました。受信感度も結構いいですね!
・ICを全部ソケットなしで直付けしたので、やばいかなと思いながら調整段階で
電源投入ごとに緊張しましたが、トラブルも無く順調でした。
ダミーロードをつけてパワーを出してOKでした
・KN-Q7Aは、とても丁寧なマニュアルのおかげでスムーズに組み立てることができました。
変更申請がまだなのでQSOには至っておりませんが、受信部がとても静かで気に入っています。
・暮れに共同購入を申し込ませていただきました
昨年 20年ぶりに アマチュア無線を 再開して このRIGに出会いました。
(ICOMのBEACONを見ました)
さっそく 製作させていただき 学生のときに 夢中になっていた頃を思い出した次第です。
OMが発表されている AGCを組み込ませいただき その後 Sメーターを搭載し
Sメーターを付けた関係で IFGAINを固定してしまったので 音量が変えられなくなり
考えた末,マイクのUP/DNボタンを利用した 電子ボリュームを組み込んだりと 楽しませていただいています。
現在 このRIGで QRVの毎日(でもないかな?)を送っています。
こんな すばらしいRIGを ご紹介いただき ありがとうございました。
・ KN-Q7Aトランシーバを楽しんでいます。
受信の感度はもうし分無く、ダイポールも展開は容易でSWRがッチングする範囲も広いですね。
・本日、リグ等が届きました。 本当に小さくて、携帯するのに便利そうですね。
これから、いろいろいじってみたいと思います。
運用時アドバイス
■どうしても上手く動作しないとき
原因究明に頑張られてもどうしても動作しないケースです。
自分一人で煮詰まってしまったら、ローカル各局と持ち寄って原因究明が
楽しいです。これがアマチュア無線本来の姿、キット頒布者の願いです。
ステップバイステップ製作に従えば受信が出来ないということはありません。
送信パワーが出ないという場合ですが、比較のためにデモ展示機を用意しました。
お貸出し(2週間以内)が可能です。違いを探せば修理できるかもしれません
メールで御相談の上ご活用ください。
非営利頒布の輸入代行です。これが頒布側で出来る範囲の最大限となります。
営利事業でもここまでやっていないと思います。
展示機を使っても直せなかったら、しばらく忘れたころにもう一回
再スタート見なおしてください。考え過ぎているときは一回忘れクールダウンです。
私もそういったキットがいくつかあります。
もし急がれているときは完成品購入をご検討ください。
■KN-Q7Aからのステップアップ
EDC社の扱っているElecraft K2 をお勧めします。
オールバンドSSBでQRV可能、性能は国産無線機をも凌駕する名機です。
ステップアップでオプションを取付、買った後も何年間も楽しめる無線機です。
ゆっくり何年もかけて作る方もいらっしゃるそうです。
紹介ページ、なんとかここまで出来ました。 CQ誌の記事(2012年の5月号)にて掲載されています。
バックナンバーを探してみてください。
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