JH2FMJ 後藤OMの製作記

5月の連休になってKNQ−7Aを組み立ててみました。
以下にその概要を連絡します。

私の作業手順と使用した道具
1)部品表による種類と数量確認
2)ケースの穴あけ
3)受信部の組立
4)受信部調整(DIY−77、BFO、BPF)  ;トランシーバにて送信し、受信調整
5)送信部の組立
6)コイルの製作
7)送信部調整(BPF)、RF電力測定   ;テスター、電力計、負荷抵抗

雑感
1)部品の種類と数が少なかったことにより戸惑いはなかったが、
カラーコードの見分けと表記文字が細かいので選別にやや時間を要した。
2)穴の位置データが印刷できたのはありがたい。
   パネルの加工を覚悟していたがケースに付属してので感激した。
3)step4で、リレー横の抵抗器を一つ付け忘れ、動作確認の時に気が付いて
 取り付けをした。
4)BFO周波数の細かいチューニングはしていないが、ブロードのイメージで
 あったのでスペクトルアナライザは使用しなかった。(耳で聞いて調整)
5)step7でDIY7-7IFTを取り付けてしまい、次工程で気が付いた。
6)コイルのバイファラ巻きの説明書きがやや不親切な気がします。
   図による説明書きや実装説明があると初心者には良いと思います。
7) 私の場合大きなトラブルがなくて順調に調整が出来ました。

評価
・ある程度の知識がないと、この機械を完成することは難しいと思いました。
(キットを組み立てようと考える人はこれをクリヤーしている
可能性が高いので、これは問題にならないかもしれませんが。)
・シンプルで再現性はよいと思います。
・スルーホールのガラスエポキシ基板であったので、ICソケットを用いて
 万一の事故に備えました。 各位にこの件を伝えるとよいと思います。
・部品の取り付け位置情報等は、ネット上の資料と写真を参考にさせて
 いただきました。

製作に要した時間
準備   3H   マニュアル印刷、部品仕訳、穴あけ、電源ケーブル作成
組立  10H   受信部:7H   送信部:3H
調整   2H   機器準備を含む
※準備は、のんびりと行い製作は真剣に行いました。

本日のところ
マイクアンプは使用せず出力を測定しましたところ、声の大きさによりますが
6〜8W は出ました。

中国製のキット
コストパフォーマンスはとてもよいと感じました。
機能については評価が分かれますが、DSBでなくSSBが送信できるのはGood!
世界の工場となっている中国の現状を実感しました。
以上、感謝を込めて私の製作体験をメールしておきます。