QP-7Cのトランシーバ化製作例(JA0NTR局)
超絶カッコイイトランシーバー化です!
QP-7Cトランシーバー化 完成 名前:JA0NTR 投稿日:2021年12月02日
■QP-7Cのトランシーバー化が完成しましたの報告します。
今回、受信機にはJK1XKPさん頒布の「7MHz CW Radio」を採用しました。
http://www.saturn.dti.ne.jp/~khr3887/7Rad.html
この受信機を採用した理由は、前回「KP6D SSB/CW HF 10Wトランシーバー」を組み立て、その受信性能に魅了されたこともあります。この受信機は、
・スーパーヘテロダイン方式
・7.000MHz〜7.055MHzと受信範囲が広い
・AGC機能あり、TX時の受信ミュート機能がある
・IFフィルターは世羅多フィルターによる1kHz幅
・7セグLEDによる6桁周波数表示機能ありと、値段の割に機能豊富で作成し易いことでした。
JK1XKPさんからは、受信機以外の質問にも的確なアドバイスをいただき感謝しています。
受信機としては「SimpleRX」「CA3028Receiver」も作成しましたが、選択度と受信周波数可変が難しい点で、今後は自局モニター用として活用します。QP-7Cのトランシーバー化にあたり以下の点を改造しています。
(1) RXに合わせ送信範囲を広げるため、発振部を2種類のX’talを切り替えるスーバーVXO方式としました。
・LoBand(7.025MHz X’tal):7.000MHz〜7.023MHz
・HiBand(7.040MHz X’tal):7.021MHz〜7.038MHz
→7.000MHz〜7.038MHzの広範囲で安定発振しています。
(2) QP-7Cの裏面に基板と同サイズのアルミ板を5mm離して設置し、終段のBD139をアルミ板に固定し、足を逆に曲げて基板にハンダ付けしています。これにより放熱効果も上がり、3W出力で安定送信できています。
(3) VXOはTX・RXともに、6:1の減速ボールシャフトで回転させているため、選局し易くなっています。
(4) ブレークイン基板から、フォトカプラーを経由してキーイングしています。
(5) 受信機に送信モニター機能があるのですが、受信周波数をちょっと可動するとモニター音程が変動するため、モニターを止めて別途サイドトーン回路を設けています。
(6) RX(6V)、TX(12V)ともにレギュレータ基板(JH4VAJさん頒布基板)をそれぞれ別にして電源を安定化しています。
(7) Smeter回路、RFmeter回路を配し、ケースに元から付いていたSメーターを駆動しているため、キャリブレーションし易くなっています。このSメーターは受信時:青色・送信時:赤色の照明に切り替わります。
ケースには、ジャンクのTR-7500GRの筐体を使っています。
このケースは前方1/3に広い空きがあるため、周波数表示回路部やVR等の減衰機構を配置するのに余裕がありました。
また、後部の中シャーシは上下に基板が設置できるので送受信部を上手く配置することができ、全体の配置が楽にできました。
フロントパネルも大きな加工が必要なく、6桁LEDやSメーターも綺麗に収まっています。
変更申請もしましたので、早く電波を出してみたいですね。
de JL1KRA
以上
超絶カッコイイトランシーバー化です!
QP-7Cトランシーバー化 完成 名前:JA0NTR 投稿日:2021年12月02日
■QP-7Cのトランシーバー化が完成しましたの報告します。
今回、受信機にはJK1XKPさん頒布の「7MHz CW Radio」を採用しました。
http://www.saturn.dti.ne.jp/~khr3887/7Rad.html
この受信機を採用した理由は、前回「KP6D SSB/CW HF 10Wトランシーバー」を組み立て、その受信性能に魅了されたこともあります。この受信機は、
・スーパーヘテロダイン方式
・7.000MHz〜7.055MHzと受信範囲が広い
・AGC機能あり、TX時の受信ミュート機能がある
・IFフィルターは世羅多フィルターによる1kHz幅
・7セグLEDによる6桁周波数表示機能ありと、値段の割に機能豊富で作成し易いことでした。
JK1XKPさんからは、受信機以外の質問にも的確なアドバイスをいただき感謝しています。
受信機としては「SimpleRX」「CA3028Receiver」も作成しましたが、選択度と受信周波数可変が難しい点で、今後は自局モニター用として活用します。QP-7Cのトランシーバー化にあたり以下の点を改造しています。
(1) RXに合わせ送信範囲を広げるため、発振部を2種類のX’talを切り替えるスーバーVXO方式としました。
・LoBand(7.025MHz X’tal):7.000MHz〜7.023MHz
・HiBand(7.040MHz X’tal):7.021MHz〜7.038MHz
→7.000MHz〜7.038MHzの広範囲で安定発振しています。
(2) QP-7Cの裏面に基板と同サイズのアルミ板を5mm離して設置し、終段のBD139をアルミ板に固定し、足を逆に曲げて基板にハンダ付けしています。これにより放熱効果も上がり、3W出力で安定送信できています。
(3) VXOはTX・RXともに、6:1の減速ボールシャフトで回転させているため、選局し易くなっています。
(4) ブレークイン基板から、フォトカプラーを経由してキーイングしています。
(5) 受信機に送信モニター機能があるのですが、受信周波数をちょっと可動するとモニター音程が変動するため、モニターを止めて別途サイドトーン回路を設けています。
(6) RX(6V)、TX(12V)ともにレギュレータ基板(JH4VAJさん頒布基板)をそれぞれ別にして電源を安定化しています。
(7) Smeter回路、RFmeter回路を配し、ケースに元から付いていたSメーターを駆動しているため、キャリブレーションし易くなっています。このSメーターは受信時:青色・送信時:赤色の照明に切り替わります。
ケースには、ジャンクのTR-7500GRの筐体を使っています。
このケースは前方1/3に広い空きがあるため、周波数表示回路部やVR等の減衰機構を配置するのに余裕がありました。
また、後部の中シャーシは上下に基板が設置できるので送受信部を上手く配置することができ、全体の配置が楽にできました。
フロントパネルも大きな加工が必要なく、6桁LEDやSメーターも綺麗に収まっています。
変更申請もしましたので、早く電波を出してみたいですね。
de JL1KRA
以上